こちらで見かけた
http://d.hatena.ne.jp/y_r/20070619
この記事より
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/eh27/eh01.html

見積もった時点で完璧ではないスケジュールなのに,それを絶対視してスケジュールを絶対遵守しようとするのはソフトウェア開発プロセスが分かっていないと言い切れます.

エントリ中のこれひじょーに同意。
ふっと昔書いてた「2005-11-11 管理職を吐露してみる」を思い出した。
http://d.hatena.ne.jp/tonotonotono/20051111


記事の話。
「ここが筆者のできてなかったところ」でないかい?って部分を突っ込んでみる。

報告者:「いままでの進ちょくのトレンドをグラフから見ますと、この先、2週間の遅れとなります
筆者:「何とかリカバリー(遅れの回復)をしようとは思わないのですか」
報告者:「努力はしますが、現実的に無理ですね。いままでのトレンドがこのとおりですから
筆者:「そこを何とか工夫してリカバリーするのがあなたの仕事、ミッションですよね
報告者:「もっと現実的に考えてほしい。どうしたって無理ですよ。過去の数字が何よりの証拠です
筆者:「過去の事実を否定しているわけではありません。
   今後、いかにしてリカバリーするかについて議論しようとしているのです。
   いまからスケジュールに間に合わせるという気持ちはないのですか」
報告者:「あなたは現場の状況を把握していないから、そんなことをいえるのですよね!」

 そのまま会話がかみ合わずに、最後は相手が怒ってしまいました。

(,,゚Д゚)<話をしようとしていないのは「筆者」のほうだろ。
過去の実績から話をしている。
問題解決の模索もしようとしていそうな雰囲気も見える。
現実問題においてもっとも信頼できる数値は「実績値」であり、それを元にした予測は考慮材料になる。
であれば、問題点はいずこに潜んでいるかを模索することがマネージャとしての役割であり、
相手に解決策まで模索してもってこいってな態度では話にすらならないのは当然の結末と言える。


問題点が見えたら自分の責任からはずして相手におっかぶせる輩の口調に似ています。


ゆえにこんな言葉が出てくるのでしょう。

彼のいう「現実的」という言葉の意味は、現実をありのままに認識し、是として受け入れるという意味だと思われます。
そして彼の主張は、目の前の現実として進ちょくが遅れているのだから、遅れている現実を現実として受け入れることが正しいという理屈に聞こえました。

(,,゚Д゚)<現状を自分の問題として認識しようという意識がカケラも見当たらない。
     「遅れている現実を現実として受け入れることが正しいという理屈」
    これは正しいんだ。受け入れるから対策を行うんだ。考えるんだ。
逆に言えば受け入れないから自分で考えることしない。相手の言葉が屁理屈に聞こえるのではあるまいか。
「他人を批判するまえにまず自分の行動を省みろ」っと言われた事も耳にしたことも無いのかな。

■ こうすればできるという報告をセットに

のくだりは世に言われる一般論であり、耳障りのよい言葉である。
言葉そのままの意味には同意するが、自己反省してみるのもいいんでないかなと思わなくも無い。


「スケジュール管理と開発手法」に書いたみたいな会話してたらどんな反応されるんだろう。
http://d.hatena.ne.jp/tonotonotono/20051022

( ´∀`)<スケジュール管理上、はじめだけ誤差がでます。
(,,゜Д゜)<?
( ´∀`)<ほれ。今、10画面あるとしたら、等間隔でひかれてるでしょ。
      全部同じ時間で割り当てられてるやないですか。
      頭の固いスケジュール管理者がいた場合、
      これらのパターン解析だのテンプレートだのツールだの作っている時間は項目としてでてこないので
      一見、作業が進んでいないように見えるでしょ。
(,,゜Д゜)<そうですねぇ。
( ´∀`)<絶対に終わるためにやっていることでもここに誤解が生まれる余地ができます。
      これに対処するっていうめんどそうなことが問題といえば問題ですw

効率化のためということですんなりOKでるのかな。
それとも「それを行うことでスケジュールが改善する保証はありますか?証明できますか?」とかいわれちゃうんだろうか。