ほんとに由々しき問題ですよ

こちらの記事より
バグ放置が犯罪とな? 由々しき問題である

ソフトウェアとは人間の作業の集大成なのであり、人間が完璧でない以上、プログラムコードのどこかにバグが入り込むことを完全に排除することなど無理なのである

同感したうえで。

その過去を一切否定するような「バグ放置は犯罪」などと主張する政治家には去ってもらいたいし、「バグ放置を犯罪」とするような立法の動きには強く警戒する必要がある

まーじーでそんなことが!?
っと思って原文へ
ウイルス罪法案、バグ放置が提供罪に該当する事態は「ある」と法務省見解

大口委員:その説明がない場合を問題にしているわけでございますけども……。まあ、そういう事例もあると。それから、プログラム業界ではバグがつきものだと、バグのないプログラムはないと言われております。そして、たとえば無料のプログラムですね、このフリーソフトウェアを公開したところ、重大なバグがあると、ユーザからですね、そういう声があった、それを無視してですね、そのプログラムを公開し続けた場合は、それを知った時点で少なくとも未必の故意があってですね提供罪が成立するという可能性があるのか、おうかがいしたいと思います

江田法務大臣:えー、あると思います

上記引用箇所以外も読んだら、テキトーに「ある」とか言ってんじゃねぇっと思った。


「ハイテク犯罪に対処するための刑事法の整備に関する要綱(骨子)」に関する意見書提出, 情報処理学会会長 益田隆司, 2004年2月2日 "

1.攻撃を意図しない、ソフトウェアのバグや仕様の不完全性を処罰対象としないこと(要綱第一)

優しさに涙した。

この論点について以前、法律家の方と話をしていたときに、「バグは直すべきじゃないの?」という発言が出てきて驚いたことがある。

べき論ではその通りだが、
「法の不備は直すべきじゃないの?」と同じレベルの話じゃね?


お偉いセンセー方がご大層な理由を申されると思いますが、
おそらくおんなじ理由でソフトウェアのバグも容易には直らないのですよ。