年金特措法:不明記録問題で初日から荒れ模様 参院厚労委
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070606k0000m010076000c.html
システム的な問題が争点になっているようです。

97年の基礎年金番号導入時、未統合記録は2億件あった。
つまり10年で1億5000万件しか減っていない。
この点も踏まえ、野党は「1年では無理」と主張する。

これに対し、社保庁幹部は「ソフトを導入すれば1年で可能。専門家にも確認した」と言う。

この「専門家」がどんな前提で「可能」を示したかが気にかかるところです。
単純に数量だけをこなすのであれば10年で1億5000万件しかこなしてこなかろうが、
電子計算は速いので余裕だと答えられる。
だってコレみる限り全部マンパワーで処理してるよね?

「(記録入力機の)キータッチは1日5000回以内」
西島英利氏(自民)は5日、こうした社保庁当局と労働組合が83年に交わした旧覚書を手に登壇し、
「慣れた人なら5000回のタッチに1時間かからない。これで統合が進むはずはなかった」と指摘した。
これまで統合が進まなかったのは野党支持の労組の怠慢によるもので、今後は違う−−というわけだ。

(.. Д )  ゚ ゚  
キータッチ回数が5000!?
え?
5000回タイピングしたら一日終了!?!?
え?
まぢで言うてる!?!?


キータッチ2000の「ゴールドホルダー」なら
10分で2000文字だから、5000文字でも25分で終わる計算に。
キータッチ回数ならもっと少なくなるよねこれ。
http://www.kentei.ne.jp/key/
すげー余裕みて1時間かかるとしても、1日8時間労働なら1/8になる計算よね。


  処理件数 ÷ 年数 = 1年に処理した実績
  1億5000万 ÷ 10年 = 1500万件/年


これが8倍になるとしたら。


  1500万件/年 × 8 = 1億2000万件/年


っとまー入力だけならよゆーの結果に。

これに対し、野党席からはヤジが飛んだ。

(..゚Д゚)<野党はアホか!!!


システム的にみて。
フォーマットが統一された形式でデータが電子化されてあれば、5000万だろうが1億件だろうと、
マシンパワーがあれば瞬時に解決できるでしょう。
SQLだけで。
っと思う。
おいらもいちおー専門家のはしくれだが、そーゆー答えは出せる。
が。
(..゚Д゚)<この前提なんかねーだろきっと
「フォーマットが統一された形式でデータが電子化されてあれば」


そんな夢のような状況があれば、ひとりで照合やったるわ!くらい言える。
レポートは書きたくないけど。それをやっても3日とかかるまい。
マシン設備も環境もそろってたらだけど。


問題点はデータの形式と電子化に掛かる手間で、それがどーなっているかで道のりはえらい変わるもの。
完備されていれば上記のように瞬時に終わるだろうし、
そろっていなければその状態にどうやって近づけるかが納期対策のポイントになる。
データがそろっていない環境下であれば労組の言う「キータッチは1日5000回以内」を守っていたら終わらない。
終わるわけがない。


動員する数は可能な限り小さくまとめるべきではあるが、質は可能な限り高める必要もある。
綺麗なデータを作り、DBに押し込められれば、あとの照合はがんばれデータベースアドミニストレーターだ。
それ以外の人員にシステム的な専門性はいらない。
データ作成要員に必要なのはキータイプ能力と正確性である。
また、入力データ自身の質も問われるだろう。
紙のデータをそのまま入力したのに、不備があるってなことがあったら、入力する意味もどないやねんってことになる。


とはいえ。
可能な道はそこにあるわけで。
最高の人員、最高の環境を用意すればできる。
が、そんなことは現実的ではないけど、理想的な状況に近づく事で成功の可能性は高まる。
ゆえに、現状調査と任務についてる要員の推進能力を分析してとっとと出来る出来ないを判断するのが現場判断というものである


それをもとにむちゃくちゃ言うて来るヤツラと折り合いをつけられるかどうか〜が
システム開発においていつも肝だった。
うまくいくと、波乱も何もなく問題点はどこにあったんだってくらい穏やかに終了する。
そうでなければいつものデスマーチ騒ぎになるだろう。


ってな言い分はもっておいて。
理想的な環境から引き剥がせば失敗するので、野党とか成功させたくない人々がどんな妨害工作を巡らすかとか傍観者の楽しみを見出してみよう(・∀・)w
我らが民主党の無理やり駄々こねて屁理屈こねて自爆する様とか(・∀・)ネwww*1

*1:あれで2大政党とか言えてるのかと疑問なのだが、お笑い国会劇場にはかかせないと思えばそれもありかなとおもえなくもないw