基本設計におけるレビューの勘どころ

「考慮していない外部システムとの連携が詳細設計で見つかった」,
「仕様間の不整合が実装フェーズで発見された」――。
どんなに基本設計をしっかりやっても,その後のフェーズで「欠陥」が見つかれば意味がない。
欠陥が発見されれば手戻りが発生し,進ちょく遅れや収益悪化といったプロジェクトの混乱を招く。

基本設計でなにもかもすべて決められると本気で思っているのだろうか。
現実問題「要求の変化」が微塵も起こらないとでも思っているのだろうか。
基本設計時に仕様凍結できればちょっとはマシになるが、
それがユーザビリティの向上につながるわけでもないため、
結果的に使いにくいシステムを産む土壌となるもんだ。


レビューを行うことは大事。
結果をフィードバックすることも大事。
ルール付けももちろん大事。
でも現実から目をそむけるのはいかん。

最初から「承認」のために,ユーザーによるレビューに臨んでいないだろうか。
レビューの目的は「通す」ことではなく,あくまで「欠陥の除去」であることを忘れないでほしい。

この人間的な要因がある限り、基本設計でなにもかも決定づけてしまうのは
現実にそぐわない。


そうだ。
この手のウォーターフォールの亡者とゆーかなんちゅーか、そんなやつらの意識はあれだ。
「プログラム開発」を微塵もわかっちゃいないやつらなんだなきっと。
わかってないからブラックボックスとして扱う。
ブラックボックスだから、自分で何とかしようとする。
何とかしようと努力した結果こんなよな記事の内容になるんだな。
そう思えた。