世の構図

こちら「カレーなる辛口Javaな転職日記」でみた記事みて思ったことがある。


その昔、まだネットがない頃、システム構築する際の役割はこんなんだった。
  「顧客」―「SE」―「PG」
顧客とプログラマのあいだには両者をつなぐための役割を担った人たちがいた。
 「顧客」が要望をのべ、
 「SE」が要求定義および基本設計〜プログラム設計までの作業を担い、
 「PG」が多少の誤差を吸収しながらプログラムを作る。
長い時間かけなきゃ作ることがかなわないウォーターフォールの流れであった。


しかして今はどうだろう。
  「顧客」―「SE」―「PG」
この構図自体に代わりはないが、
 「顧客」が要望をのべ、
 「SE」が要望をまとめ作りたいものリストを作り、
 「PG」が実装機能の選定から実装までこなす。
こうなってはいないだろうか。
プログラマのやる作業増えすぎ。
ってかSEって何やってるの?たんなる御用聞きか?
そう思えることがしばしばある。
御用聞き自体は必要な役割ではあるのだが、
それならそうで「設計」をするなんていうな。
出来てないものを「設計しますた」とかいうな。
腐った設計もどきの書類には万人が苦しめられることになるのだ。


多くのSEが己を研鑚することなく世に流された経緯があるとおもえば、
現状を納得する理由にできそうだ。
仕事をしてないSE多すぎ。
特に老体。
出来ている仕事は営業であって、設計でも用件定義ですらない。
頼むから今の技術で出来ないことを仕事として取ってこようとするなともいいたい。


そういう人たちが知識を付け、開発手法のメリットデメリットを理解しなければ、
ソフトウェアの分離発注なんて高度なことをこなせる理由にはならんでしょうと思う。


設計者と施工者が同一でなくてはならない理由は、
分離するにはそれなりの技量がいるであるから。
一部の人たちはできる。
しかしてその他大勢にはムリだろうと。
また、一部の人たちの周りにそれなりの人たちがある程度いないことには
継続できないのだろうなと経験談から語るおいらでした。