.Netが出たときに触ってみた。
すんげー別もんだと感じた。
プロジェクトの取込変換機能があったので試してみた。
レイトバインドを心地よく多用していた部分があったおかげで
動かないものができた。*1
VB6でOOPっぽくソース作っているとそれなりに便利になるのでよく使ってた。
画面のコントロール毎のDefault設定とか、テキスト取得とかで。
ちなみにVB6は、Javaのソースを作る際の作成補助ツールを作る言語として
今でもよく使っている。
なんてったってWindowsでしか使わないし、VB6で作ったEXEを動かすMSVBVM60.DLLはOS標準装備になっているからだ。*2
インストール要らずはいい感じです。


VB6にお世話になっているものとして。
VB.Netは腑に落ちん。
VB.Netに移行するくらいならC#C++やれと声をあげるくらいいらんもんだと言える。
言語の難易度がそんなに変わらないからだ。
VB6までのは簡単だった。インタプリタは融通が利いた。
デバッグのとき、デバッグカーソルをドラッグできるのは非常に楽ちんだった。
何回でも修正しつつ実行が試せる。
VBを使う際の最大のメリットはこのデバッグにあると言いたい。
しかし。
しかしだ。
.Netではなくなった。
コンパイルが必要になったせいだ。
VB6が持っていた「画面作成がラクチン」であることと「デバッグの容易さ」。
これがなくなっちゃ〜VBじゃねぇ。
これではソースの表記がちこっと似ているくらいで、その実は似ても似つかぬ赤の他人ではないか。
今までVBといえば「お手軽簡単」が代名詞だったのに
「複雑難関」に変わってしまったのだ。
つまり、VBしかやってこなかったものや初心者には敷居が高くなったのである。


クラスが真っ当になったらそれなりに覚えなきゃいけない知識は増える。
オブジェクト指向」用語は最低限「聞いたら分かる」くらいになっとかなあかん。
そしてクラス設計も根本的に考え方を代えなきゃならん。
っつかもともとVB6のが簡易形なので、考え方を真っ当な形に直さなあきまへん。
そこまで出来たらC#はもう目と鼻の先にある。
そっちのほうがええやん。言語仕様的に。
わざわざVB.Netにするメリットはどこにあるのだろうと首をかしげる


ここまで語っていながらも。
VB6で作りつづけていたツールのソースはいつしか使えなくなる現実が見える。
それより何よりチームで使う場合に配布がめんどい。
いつか.Netに移行したいのぅ。
Javaより画面作りが楽そうだしな。

*1:VB6のクラスはクラスという名前がついているけど一般的なクラスとは違うものな所以です。

*2:Win2000以降は5も6も標準装備。98とかNT4はインストールしたOffice次第ってな感じ。