先日、要約するとこんな話を聞いた。


(,,゚Д゚)<おまいら詳細設計書かけたらSEだと思っているようだが、それはPGの役割だ。
    SEってのは仕様の選定からハードの選定から要求定義までやれてSEなんだ。
    プログラムかけるだけってのはコーダーなんだ。
    だからおまいらの目的意識は低いんでね?


この話を耳にしたときボクは、
なんて「SE」の定義幅ってのは広いんだろうって思った。
いつぞやの馬場さんのプロ野球話並にポジション広れぇ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20060829/246743/
っつかそれよりも「PG」の扱いの低さに、
「コーダー」という単語が出てきたからなおさら
不当なものを実感した。


きっと、「SE」をITアーキテクトやアプリケーションスペシャリスト、ついでにセールスにマーケティング
当然のこととしてプロジェクトマネージメントとか含めて考えているに違いなくて、
いわゆる「PG」の閾値をソフトウェアデベロップメントやITスペシャリストまで引き上げたうえで、
初心者=コーダーっと、そこだけ事実に等しい事象を含めて考えているんだろーなーっと邪推していた。


もちろんヒエラルキーはSE>PG>コーダーとして定義しているようなので、ITSSを取り入れているわけでもないらしい。
そういやボクがまだペーペーだったころ、プログラムも仕様設計も両方できる人々を
SEでもPGでもなくて、「スーパーマン」と呼ぶ風習があったような気がするのだが、
ちょっとした懐かしさを垣間見てから現実に戻ると、いまやSEにひとくくりにされている。


およそ10年という時を経てみて、変わらないどころか悪化の一途しか辿らない扱いを振り返り、
技術者ってのは報われないなーなんてちょっぴり寂しく思った。


今のニッポンの業務体系をみれば、
一部例外を除いて「SE」とか「PG」とかそんな現実にそぐわない単語使って
よくわからない人月の単価の上で業務が成り立っている。
なんだか呪縛だなーなんて感じたおいらがいてましたよ。