プログラマの美意識と開発効率はしばしば相乗効果をもたらさない。


「変数やオブジェクト名をわかりやすく」
この御題において、それが顕著に表れる。


美意識はどこにコーディング規約という形で定義される。
これをもって共通認識とするのである。
ゆえに「これができるオレサマすばらしい」って思いが入らないわけが無い。
略式名が美しい。それを理解できないやつはクソ。とか。


美意識は突き詰めると常人がついていけない世界まで達してしまうので、
価値観による美と、実用美は明確に分ける必要がでてくる。


シンプルなソースとか美しいソースに共通する事項がある。
ソースを見ていろいろ考えなくて済むと言う点だ。
何が入って何が出てくる。
どんな動作を行う。
形やデータの流れが見えれば役割がわかる。
すんなりわかるものは受け入れやすいものだ。
ゆえに好印象をもつ要因となる。


ソースコードを読むときに頭を使えば使うほど、
プログラムの構成を把握するために脳内リソースがつかえない。
頭は高度な仕組みを構築する為に使えばよいのだ。


これひとつ心がけ。