現実の作業を顧みたときに、おいら自身の作業は1回目は他とほぼ変わらない。
しかして2回目3回目と数をこなせばこなすほど圧倒的に短く正確になる。
同じようなプロジェクトしかり、同じ言語しかり。
客観的に見たときに、言語知識、プロジェクトの知識で、他の誰かを凌駕していることはほとんどない。
むしろどっちも中途半端な位置に居ることのほうが多い。
けど自身の作業効率を超え続けてくれる同業者はいなくなった。
これは自作のツール活用できてからの兆候なのだが、
他の誰にでも真似できるってことではないことだ。
ことだった。
できるやろと思ったけど大半が違った。
なんでやらない、やれないんだろと思ったがとりあえずこの事実は認めなきゃと思った。
これが少数派であるうちは、
結果を出せば認めてくれる人と、
少数派の手法を排除する人との違いが、
現実の結果として如実に反映されてしまう。
おいらは前者との仕事では成果をだせるが、
後者との仕事ではその他大勢と大差なくなる。
これもまた認める現実だとも思った。


知識とか心構えとかソース作成とかデバッグの仕方とか見地とか
プログラマ稼業、ソフトウェアデベロッパー稼業を行うにあたっての
おいらの得た「こういうの大事」ってなものがある。
時に本道であり王道であり、時に抜け道であり一時凌ぎであったりもする。
目的のために取れる手段と効果を見極めて行動に移すこと。


誰かにそれらを教えたとしても、
理解できないやつにはずっと理解できないし、
理解した気になっても失敗から逃れられるわけでもない。
自分もそうだ。
これとっても難儀なところだな。


そう思うとあれだ。
デベロッパー相手になんでもかんでも知識を晒すのはおいらにとってマイナスでもなんでもないのだが、
デベロッパーを使う職種のやつが敵になることが多いなと改めて思えてきた。
無知ゆえに仕事の内容を知らず、
無知ゆえに失ったものにも気付けない。
無知ゆえに新たな知識を得ることの重要性も知らない。
それでも世の中は回る。まわっているのだ。
ってことは。
敵から学べるところがまだありそうだなとも思える。