プログラムの修行

メインプログラマの補助を行っている際にどうやったって空き時間はできる。
メインプログラマのサポートに終始している間はまだまだ早い。
空き時間にプログラム作成現場を見るという仕事をする。
空き時間が多いようであれば、メインに関わらない簡単なプログラムやツールを作ってもらえばいい。
それよりも重要な役目がある。
メインプログラマの監視である。
初心者の目の前でサボれる人間はそういない。
誰しも自身の能力を誇示できる機会を欲しており、ってかええかっこはしたいものなのだ。
ということは高い能力をもったプログラマの高い成果が期待しやすくなることに繋がると思える。
初級者、初心者を触媒に使おうという試みである。
ここで欲をかいて実戦投入するとメインプログラマの足枷になるのでやらない。
ともすれば低くなるメインプログラマのモチベーションを高く維持するだけで十分な成果は得られる。


もしも、この時ゆとりが出きれば、初級者のウデ試しをメインプログラマがしてやれる。
プログラム講習やプログラミング演習が行える。
いい仕事をみる。その後に実際にやってみる。
この反復がどこまでうまいこと行くかどうかは実際の調整が必要だろうが、試す価値はある。
この仕組みは「徒弟制度」という名で職人の世界には受け継がれてきた伝統であるからでもある。