例えばマスタメンテ画面。
1つの画面に実装する機能の製作予定目標が7日だったとする。
それが10テーブル分あるとする。
ざっとこんな機能をつけようとしているものとする。

  1. テーブル作る
  2. 機能をつける
    1. 検索機能
    2. 1レコード登録機能
    3. 1レコード更新機能
    4. 1レコード削除機能
  3. 画面レイアウトつくる
    1. 一覧検索画面
    2. 1レコード詳細表示画面
  4. 入力値のチェックを行う


製作予定は70日となるが、なんとかして全体の予定時間を減らせないものだろうか。


例えばテンプレートを作るとする。
これの適用により1画面の製作予定時間が5日に減らせたとする。
5日×10個=50日であるから、テンプレート製作には20日かけれることになる。
さらに1画面の製作予定時間が2日に減らせるくらいのものを作るとする
2日×10個=20日であるから、テンプレート製作には50日もかけれることになる。


だがしかしそんなわきゃない。
おいらが嫌いな人月計算なんかをされてまうだろうからそれで見積もる。
70日というと70営業日だ。
1週間は5営業であるから14週間分になる。
1人月はたいてい20営業日である。
週計算だと4週間が1人月になる。
っとすると14週間分は3.5人月となる。


3.5人月の仕事はというとどーせ2ヶ月でやれとか言われる。
2人にするから1ヶ月半とかでやれとか言われる。
こんなんでもまだいいほうかもしれない。
が、これで見積もることにする。
1ヵ月半というと通常6週間である。
6週間といえば30営業日である。
2人での作業だから、1人5画面分担当することになるので
30÷5個=6日になる。これが最低ラインだ。
何も作る前から予定時間が短くなっている。すばらしい。人月マジック。( σ゜Д゜)σ
がんばろう。がんばるとも。
でも作業時間見積り上は減らさない。
安易に減らしても無理なものは無理だからだ。
無理なものはあらかじめ宣言しておくのがリスク軽減というものだ。


1画面の製作予定時間が5日に減らせるテンプレートを作るとする。
5日×5個=25日であるから、テンプレート製作には5日かけれることになる。
さっきの予定では20日だったことを思えば実に1/4だ。
おいおい。


このままではやばい。もうちょっと考えよう。
テンプレートは一旦モノを作ってからコンパイルを通し、実働させてから作るモノが安心だ。
実績がでる。
そうだ。テンプレートを作る際には実際のモノが1個出来上がるのだ。
これで再計算だ。
5日×4個=20日になる。
これなら製作には10日に〜〜〜〜なるかな。なるかな。
相方の分があるけど、7日が当初の予定であることを思えば3日お釣りがくる。
大丈夫そうだ。相方の実績を信じることができれば〜である。
しかし。ちょっとまて。
自分がつくる分の1つ分の予定は7日ある。
見積り的にはそれがまるまる1つに費やされるとして10日−7日になる。
3日。
エエ━━(゜Д゜;)━━ン!


ゆとりが3日しかない。
っつかこの3日は「作れなきゃ遅れ決定」な3日である。
まだまだ心もとない。1つ作る時間の半分では真っ当なものが出来るとは思えん。