余談

巨大なメソッドやクラスを作ってしまうもの達が必ず口にする言葉がある。
「時間がないから」
「なにより動かすことが大事」
はたまた
「動くからいいんだ」的なことまで。


その実、各種ツール類を使えていないからなんだろなと最近推測している。
たとえばEclipse使っていて「クラスやメソッドを作るのが大変で・・・」とか言ってたらアホだ。
たとえばテキストエディタのキーマクロは、言語問わずにプログラミングに役に立つ。
たとえば自分専用のツールを作ってもいい。
仕事が早く正確に終わるのなら何やったっていい。
プログラムのためのプログラムを組むことなんざプログラマにとっては当然のことだ。


でもそうじゃないのは世の中にいる。
そしてそうじゃないのは同じような価値観と認識を持つ非プログラマな管理職と話が通じやすい。
だからヘンな形で開発が進むようになり、ヘンな形のソースが当然のものとして受け入れられるんだろうなと思うことがある。


われらにとって、構造が定型なら行数など問題ではない。
10行をGenerateするのも1万行をGenerateするのもコンピュータの処理速度の差しかでない。
固定ファイルの話も、定型出力するための手順を作った今、
新しい構造のファイルが出てきても、
それを再現してコンパイルするまでに必要な時間は1分だ。*1


こーゆー事実に対して。
かかった時間で対価を払おうとして買い叩けば技術なんて育つわけが無い。
しかし、出来た成果の確実性や品質に対して対価を払ってもらえるなら技術はどんどこ伸びるだろう。

って思うと、評価体制って大事だなーと改めて思う。
同じ人材、同じ環境でも育つか育たないかが変わるんだから

*1:項目名の定義と英名は別途必要だけど、それを抜いて。