開発費削減を押し出してみた。
これによる副次的効果を狙っている。
現在の情勢において、圧倒的な開発推進力を得ることができれば、
人月の単価で計算された一括請負の業務において暴利を貪れる。
多少値引きされても、インドや中国へのオフショアすら敵ではない。*1
手法を少々変えるだけで、現在の要員をもってそれを為す事が出来るのだ。*2


優れた人と、そのサポート役のみで開発が行える体制なることが、最高の利益を生み出す構図を作り出せば
人間をバラ売りしてカスリを得ようとはなかなか出来なくなることを目論む。
ここで注意したいのは、人件費が減ったからと安易に値下げされることだ。
高度なことをやっても、何もしないのと収入が変わらないのなら、楽なほうをとるってのは必然となる。
開発者が潤わなければ如何な手法も効果も枯れていくだろう。
買い叩くよりも、飼い馴らして他社を出し抜くくらいの野望を経営者に持ってもらわねば、
技術者への高額報酬というシステムが出来上がることはおぼつかないのでそれを目指したい。
そんなことをしているってのは、結局人月の穴ばっかり突いていることに他ならないので、
そのうち業界も人月で管理することがバカらしくなるだろう。きっと。

*1:やつらより安くても規模さえあれば利益を出せる構図を作れるのだから。

*2:もっとも、全員素人という組織においてはその限りではない。