美しいコードが嫌いな人がいるのかしら。
それが汚されて朽ちていくことは悲しいことではなくて?
あなたは何も感じなかったの?


っとララァといつでも会話できそうな世界で話してみる。


今。
全てのプログラムコードは文字の、テキストの羅列としか我が目には映らない。
VBJAVAもCシリーズもHTMLもScript達もそれぞれちょっとずつカタチが違うだけ。
規則と法則にのっとって記述されるテキストの集合でしかない。
ゆえに、辻褄が合えば動く。
ゆえに、1文字でも法則から外れた記述になれば動かないこともある。
カタチはそれぞれの特性に依存するだけ。


自由に記述できそうで不自由を強いられるのがプログラムコード。
けれども。
綺麗なカタチというものがある。
理想のカタチというものがある。
人それぞれ違った見方があるけれど、
万人が美しいと感じるポイントは必ずあるものなのだ。


コードを書くだけで満足できない今。
テキストの羅列に美しさを求めたい。


何をしたって辻褄さえ合えば動くのがプログラムコード。
逆手にとって記述を楽にするのではなく、
逆手にとって見た目の美しさを追い求めたい。


文字に色がつき始めたのはいつだろう。
文字数に制限がなくなったのはいつだろう。
コントロールがテキストで扱え、イベントが同列に纏められ、コード自体を折りたためるようになったのはいつだろう。
いつだってオレ達は機能美を追い続けてきた。
コードの不備を消すのにコンパイラの仕事を増やし、
コードの構築を楽するのにエディタの仕事を増やし、
いつだってオレ達は自分が楽をするための苦労をいとわなかったはずだ。
自分だけが高みに登る方法を探し、
それだけでは足りずに仲間を底上げする方法を編み出し、
普遍の手法を定着させた上でさらに先を目指すこと。


そのためには美しさがいる。
今、プログラマ達に必要なのは美だ。
垂れ流しの貧相なコードで満足している時代じゃないんだ。
最適化というめんどい仕事はコンパイラに押し付ければいいんだ。
優雅なコードの中で戯れたいんだ。
そのために必要なのはデザインだ。
デザインのためならHTMLでコード記述してもいい。
リッチテキストをつかってやってみたい。
コードのカタマリからカタマリへ自由に行き来したい。
ともすればテキストに埋もれてしまう状況をひらりと解決したい。
文字の色や大きさ、区切り文字、視覚効果、あらゆるものを活用してテキストを作りたい。
動作させる内容はその時による。
けれども、美しいコードの体系に差はない。そんなにあるわけがない。


コードの美しさを追い求めるだけのデザイナがいてもいいんじゃないか?
コードの体系だけを作るデザイナがあってもいいじゃないか?
実コードの穴埋めはコーダーがやったらいいんだ。
両方やるからのプログラマだが、分業したっていいんじゃないか?
かつてのSEがすっかりプログラムコードから離れて久しい。
御用聞き以外のことができない用になった役柄に興味などもてるわけがない。
未だしがみつく者達への嫌悪感を教訓として、魅力的なことでありたい。
クサレデザイナと呼ばれる事に対しては気を配らなきゃいけない。
でもプログラミングは楽しいんだ。
でも万人ができることでもないんだ。
一つ道しるべを示せるジョブがあったほうが効率がよさそうにも思える。
だからあえて言おう。


プログラムデザイナはこれからのジョブだ。


カタチだけ作ってあとはしらんって言い張れるんだ。
それでも現状の有象無象を放置するよりは現実の効果はでるんだ。


もう一度いおう。あえて言おう。
美しいコードが好きなんだ。
プログラミングは楽しいんだ。
だから苦痛を伴うイメージは名実ともに払拭したいんだ。