所感。

とりあえず身売り面談終了。
とりあえずおいらの業務経歴書はつよくなってると実感できたよ。


企業面談。とどのつまりは
「こんな事ができる人材ですよ」ってのが読めればいいってことだな。
学歴その他は何も出来ないころのアドバンテージ的意味合いしかない。
それで判断してくれるのな話が早いのでよいことはよいことだと思うし、推進もしてみるけれども
しかして至上命題ではない。
それを思えば学歴社会ってゆがんだ構造だよなとしみじみ思える今日この頃。
大卒は「論理的思考ができる」という予想の元、昔から初任給が高い理由になっているのだが、
現代においてそれもどーなんだろと思わなくもない。


何件かで話をしてみた後の感想としては、
人月単価での報酬体制、SE>PGというこれまたゆがんだ固定観念も打破する体制を作らないことには
今後2極化が図られるであろう技術職が育たない要因となるという実感が得られたように思う。
他人と同じ開発力を1とするなら、
開発力2であれ3であれ、報酬額が1.1倍〜1.3倍にしかならず、
血のにじむような努力の結果、開発力10や20になったところで報酬額は2倍にもならない現実がある。
2とか3でそれはそれで十分なので、それだけの実力で高額報酬のところへ渡り歩くのが賢い方法になる。


人買い商売としては、そこそこの経歴とそこそこの能力であるほうがおいしい目にあえる。
デスマーチを打破するくらいの開発推進能力は残業代は得にくいは、期間そのものが短くなるわでおいしくない。
発注者側からすればそんなことはないのだが、そこに明確な評価の差ができる。
前者は「カネを稼いでこないヤツ」後者は「えらいコストパフォーマンスのよいやつ」っと。
カスタマイズツールを作るというのもこれにあたるため、
実際の工数削減の役にたっても、人買い商売的にはなんの得にもなりはしない。
のでなかなか受け入れられない。


これが何を意味するか?


技術力を伸ばすとむしろ弾かれるってことだ。
端的に言えば「1人の天才よりも100人の凡人を技術者として歓迎する」風潮があるってことだ。
こればっかりはなかなか変わりませんな。


世を儚むにしろ、現実に適応するにしろ、
いずれこのバグ状態をデバッグしようと思えばGoサインを出せるところの近くにいるほうが都合がいい。
それには兎にも角にも実績が大事。
その他大勢を黙らせるのに一言も使わずにすむ表現力をつけるのがよいよな。きっと。