仕事は如何にして成果を導き出すかが勝負ところだ。
「頑張った」ってのはあくまで過程であり、成果に辿り着かなければ誉められることではない。
成長することイコール成果とみなされている子供の頃とは違うのだ。


自力でなんとかできるのは間違いなく本人の力量である。
しかして他人を有効活用してなんとかするものまた力量である。
(;´Д`)<うわ。ずるしてる
そう思えないこともないことはないが、
他人の成果を搾取するような活用方法でないのならば
ズルいことはない。
お互いに損はないからである。


ここに一つの現実がある。


自分だけが精一杯頑張ってあと一歩届かなかった仕事と、
他人を使って自分はたいしたことはしなかったけれども無事成功を収めた仕事。
評価されるのは後者である。


言い換えると。


血反吐吐きながら帰れない毎日を経て作り上げられる不具合だらけのプログラムと、
ツールをうまいこと活用して効率良く作られる洗練されたプログラム。
お客様に喜ばれるのは、動かない前者よりは間違いなく動作する後者である。


ってなことになる。


おいら達はゼニを貰って仕事をしているのだ。
趣味で好き放題作るのとはわけが違う。


ゆえに。


他人の空いた時間をおいらのために使ってもらい、
おいらのための仕事を手伝ってもらうのは禁じ手ではない。
成果のために協力しあうのだ。
次回おいらの空いた時間はその人のために使われるだろう。
そこで学べることも少なくはない。
他人の手法ややり方に触れることができるからだ。
他人に接する機会が増えてから、自分の手順を見直す機会も増えた。


おかげで今。


他人様の手順に口出しできるところまできた。
ショートカットキーなんてのは基礎だが、
テキストエディタの簡易マクロであり、
今回の仕事におけるおいらが作った開発支援ツールの提供であり、
ソースコードの構成方法であり、
見直し手順であり、再構築であり、
デバッグの仕方であり、
テスト時の心得であったりする。


作成時に手を抜いたプログラムはデバッグ時や後の改修時にも明確な足枷となって効いてくる。
(;´∀`)<こう作っていればこの修正は楽だったのに。


近所でデスマっているプロジェクトではないにしろ、
統制感のない各人が思い思いに作ったプログラムの群れに相対したときにもそう思った。
修正に時間がかかればそれだけ新しいことをやる時間が減る。
新しいことをやる時間が減ればそれだけ学習機会も減る。
より効率のよいことができない割合が増えるのだ。
そんなことでは今以上の成果をのぞむべくはない。